2022.08.08Blog
カリスマトリマーとかいう言葉をよく聞くようになった。
本来カリスマとはどういう意味なのだろうと思い、調べてみる。
〝神の賜物としての超自然的・超人間的・非日常的な資質・能力。
教祖・預言者・英雄などにみられる。
転じて、一般大衆を魅了するような資質・技能をもった人気者。〟
だそうである。
なるほど一般大衆を魅了しているのか。
だから私は彼らに魅了されないのかな(←これ以上は自主規制としよう)
私にとってのカリスマは、ドッグショーにおけるプロハンドラーやブリーダーたちである。
彼らは犬種のスタンダード(標準)をしっかりと隅々まで調べて、それに沿った個体を選別して育て上げ、ドッグショーで評価を受けて、そのスタンダードに沿った健全な個体を適正に交配し、次なる代へと生命を正しくつなぐ。
知識や経験の優れたプロの手からは、溢れ出すほどのオーラを感じずにはいられない。
けれどそのような人はまだまだ一般人には知られていないし、知られたところでその素晴らしさを理解することは容易ではないだろう。
どの業界も、突き詰めた人はマニアックである。
しかしそれを隔絶されたものとして考えるのは決して正しいとは思わない。
農業だって、素晴らしい作物を作るために研究を重ね苦労を重ねて出来上がっても、それを流通させるすべを知らなければ宝の持ち腐れとなる。
いま世間やマスコミに大人気のカリスマトリマーではなく本当の意味でのカリスマとはどのようなものか、そして本来どのような着眼点で見れば真実がより見えるか、そういったことを正しく伝えられる人に私はなりたい。