2022.09.12Blog
ふと、ドッググルーマー(←トリマー)の日本語訳を考えてみた。
昔ながらの『犬の美容師』なんて言い方はもうカビが生えるほど古い。
古すぎるし、はっきり言ってドッググルーマーは美容師以上のことをしているのだ。
とは言っても決して勉強量のことを言っているのではない。
勉強する内容などはもちろん人間の美容師のほうが高度で専門的な知識や技術を学んでいるだろう。
けれど、実際の仕事内容としては、ドッググルーマーは人間の美容師よりかなり広い範囲でサービスをおこなっていると思う。
人間の美容師はお客さんの耳毛を抜いたり足の爪を切ったりしないし肛門腺を絞ることもない、それに髪の毛のもつれをとくのに何時間もかかることなどもまずないだろうから
さて、どのように呼称しようか。
『愛玩犬総合健康管理士』とでもいえばよいだろうか。
・・・うーん、いまいちパッとしないな。
『家庭犬生活福祉士』はどうだろう。
最近はアニマルウェルフェア(←動物福祉)という言葉や概念が広く認知されるようになってきたし、福祉という言葉を使うのはなかなか良いかもしれない。
あとは『福祉』という言葉をどれだけの一般人が正しく理解し認識してくれるかがカギだな。
福祉という言葉をあまり良い意味に解釈していない人がまだまだ多いように思う。
何となく『生活保護』的なニュアンスで、マイナスイメージの言葉として解釈している人もいるのではないだろうか。
『福祉』とは
『しあわせ』『幸福』『豊かさ』
という意味の言葉である。
英訳のwelfareという言葉も「well=よく」「fare=生きる」というふたつの言葉が合わさり「よりよく生きる」という意味となる。
伴侶動物として人間と共に生活している家庭犬がより良く生きるための手助けをするという意味では
『ドッググルーマー』=『家庭犬生活福祉士』
という呼称はなかなか良いと私は思うのだが、いかがだろうか。
ま、私が勝手に決めたところで誰もこう呼ばないんだけどね(笑)