2018.10.30Blog
私は幼い頃から、出来合いのお惣菜やインスタント食品、ファストフードなどを全くと言っていいほど与えられず成人した。
母親のポリシーだったのだろう。
製造の過程で何が混じっているかが不安なものは極力家族に食べてほしくないと考えていたようである。
事実、27歳で一人暮らしをはじめて自炊するようになり、インスタント食品や出来合いのお弁当、外食などが増えたせいか、風邪を引きやすくなった。
栄養バランスの偏りや、添加物などの含有、酸化した油分など、些少ではあるもののやはり影響を受けるものはあると思う。
ペットフードも同じ。
原材料に不安のあるものや、人間の食品では認可されていないような添加物の含有などは言うまでもなく、管理の杜撰さによる油分の酸化や商品の劣化などによって、愛する伴侶動物が健康に支障をきたすことは十分に考えられることである。
『量販店に売っているものを与えると必ず身体をこわす』と言っているわけではない。安いフードで長生きしている子たちもいる。
ちなみにうちの姉は幼い頃から毎食後に必ず歯をしっかり磨いていたが、よく虫歯になっていたし、いつも清潔にして顔もよく洗っていたのにニキビだらけだったのに対し、私はズボラで歯も磨かず顔も洗わず(←なんという不潔女子であろうか)、それなのにニキビ面や虫歯に悩むことはほとんどなかったので、同様に犬でも、もっと言えば同腹個体(←同じ両親から産まれた子たち)でも個体差はぜんぜんあると思う(ちょっと例えが悪いかな・・・)。
もちろんそうなんである!そうなんであるが!
皮膚悪いのに、目ヤニめっちゃ出てるのに、耳カピカピやのに、フードに対して無頓着な飼い主さんがまだまだ存在するのだ〜!
病院へ行って薬をもらえばいいとか、薬用シャンプーをしていればいいとだけ考えてる人がまだいるのだ〜!
確かに、何がその子の目ヤニや赤みの原因になっているのか、食べ物か、はたまたホコリやダニなどか、お散歩のときに触れる植物なのか、それこそごく稀ではあるもののヒトアレルギーも考えられるわけで、それをひとつずつ突き止めていくためには相当の根気が必要であり、金銭的負担もかかるであろう。
しかし、身のまわりのすぐ手が伸ばせられる範囲に改善策がいくつか存在するのなら、そこから試していこう、できることから試してみようと思うのが〝愛犬家〟(←表現が古い?)ではないだろうか。
何の問題もなく過ごせている子は、今のフードで、今のライフスタイルのままで全然良いと思うが、何かトラブルのある子は、まずはぜひフードの見直しを検討していただきたい。
だって、「生きること」はすなわち「食べること」なのだから。