節分の恵方巻きを作りすぎて大量廃棄しているという問題が数年前に話題となった
令和元年に「食品ロス削減推進法(略称)」が施行され、少し改善したとの事である
ペットも一時同じようなことが行われていた
大量に産ませて余らせて、最終的にはペットの移動販売業者がわずか数万円で売りさばくなんてこともあった
もちろんアフターフォローはゼロ
なにかトラブルがあっても、どこも責任を取ってくれない
私が小学生の頃、つまり1980年代は学校の門のすぐ外でヒヨコやらなんやらを売っていたし、当時はペットはまだまだ所謂「畜生」という扱いが色濃かったので、生き物に対して「いのちの大切さ」は学んでも、彼らの「生きる権利」のたぐいはほぼうたわれていなかった
けれど2000年に「動物管理法(略称)」が「動物愛護法(略称)」に名称変更され、そこから三度の改正が行われて、現在はある程度〝動物福祉〟を考えた内容となった
それでも未だにブリーダー崩壊やペット動物の売れ残りは後を絶たないし、2019年には岡山で無許可のペット移動販売が行われている
こういった現状を改善するためにはどうすればよいだろう
そういえば、最近はオーダーメイドが流行っている
食べ物も、作り置きではなく注文を受けてから調理する店が人気ではないか
その考えがもっともっと広まれば、ペットのいのちも「作り置き」などできるわけがないと理解できるはずである
買い手の都合の良いタイミングでペットが手に入るなど、甚だおこがましい
ましてや、一時問題となった恵方巻きのように「いのちの供給過多」は断じてあるべきではない