先日テレビで「飛行機の機体はどのように洗っているのでしょうか」というクイズをやっていた。
街頭での答えは、「飛行機の機体が丸々入る洗車機のようなものがあるんじゃないですかね〜?」など。
スタジオの芸能人もいくつか答えていたけれど特に面白いことは言っていなかったので自然と私の頭からカットされてしまったため覚えていないが、クイズの正解は
「人の手で長いモップを使って手洗いをする」
だった。
あらあらなんともアナログな・・・
と思ったが、理由を聞いて納得。
人の手で洗い、人の目で見ることによって、小さな異変をも見つけられるようにしているとのこと。
なるほど、犬のグルーミングと一緒やん。
(「たかだか犬1頭と何百名もの人の命を運ぶ飛行機を一緒にするな」という声も聞こえてきそうだが、そこは今回の論点ではないのでご了承いただきたい。)
犬を飼ったことのない人や興味のない人に、
「犬も洗車機みたいなのに入れて洗えば楽やのにな〜」
といったようなことを言われることがあるのだが、笑顔で聞きながら心の中でいつも「オマエも一緒に入れたろか」と呟いている(笑)
犬も、人の手で触ることによりイボや傷、失神や関節の異常など様々な異変を捉えることができる。
文字どおり「手当て」である。
世の中は、AIやオートメーション化などがどんどん進んでいるけれど、「人の手」「人の目」「人の心」でなければできない仕事もまだまだ数多くあることを忘れてはいけない。