先日購入したメイク落としが今日届いた。
古い友人(男性)の知り合いに化粧品メーカーの会社の人がいて、安く手に入れることができたのだが、届けてくれた友人がボソッと
「メイク落としって、そんなに重要なん?ただただメイク落とすだけやったら百均でいいんちゃうん?」
と言ったのだ。
その時私はハッとした。
同じ人間同士でも、男女の差があるだけでこうも認識が違うのだ。
女性なら、メイクを塗る(←と敢えて表現する)ことよりもメイクを落とすことこそがスキンケアやエイジングケアに重要であることは周知の事実である。
しかし、男性の殆どはメイクをしないため、分からないのだ。
そこで例えば
「何言ってんの?メイク落としこそが重要なんやん!安いメイク落としやったらメイクも汚れも完全に落としきられへんし、余分な油分とかも落としてもてあかんに決まってるやん!」
などと頭ごなしに言ってはいけないのだ。
ゆうべ、ある忘年会に呼んでいただき、そこでもよく似た会話になった。
「ネイルサロンっていくらぐらいかかるもんなの?」
という男性からの質問に、私の友人(女性)が
「凝ったデザインだと1万円とか普通にしますよ」
と言ったら、目ん玉飛び出るくらい驚いていた。
「どれくらいもつの?」
と聞かれ
「3週間から4週間くらいです」
というと、驚きを超えてポカーンとしていた。
「女性は、それだけ出しても価値があると感じているってことなの?」
と、最後に念押しのように聞かれた(笑)
認識というものは男女の違いだけでなく一人一人にも差異がある。
犬を飼っていない人、犬に興味がない人はもちろん、犬を飼っていてもあまり詳しく知ろうとしない人は、我々とは認識がまったく違うものだということをもっと理解しなければならないなと感じた。
「人間が食事しているのに犬だけ貰えないのは可哀想」
とか
「毛を短くしすぎたら貧相に見えて可哀想」
とか
「一度は妊娠・出産を経験させてあげないと可哀想」
とか
「ペットを飼ったら、死んでしまうので可哀想」
とかいうのは、完っ全に人間の勝手な考えであると私達は認識しているが、これらを言う人達は真剣にこう感じているのである。
けれど、我々が認識のギャップを埋めるべく情報を正しく伝え、道しるべを立てていけば、このような認識の人達の何割かはきっと理解していってくれるだろう。
欲を言えば全員に理解してほしいけれど。