面白いという言葉を、皆さんはどのような意味合いで使うだろうか。
愉快痛快で、笑いが止まらないという使い方だけが『面白い』わけではない。
興味がある、つまり『interesting』
もっと深く知りたいと思い、必死になって知識や経験を得ようとする
そういうことを面白いということもある。
楽しいという言葉も同じ。
『楽しみます』というのは『へらへらして適当にやります』という意味ではない。
緊迫した中で極度に緊張して、血管が切れそうなプレイ(または仕事)をする
そのギリギリの境地に立つことを
心から震えることを
『楽しむ』という言葉で表現する場合もある。
言葉をそのまま安直に捉えるべきではない。
常にその言葉の奥を見ようとすること、文章の行間を読むように想像力を持って人や作品に接することが大切である。
見えている世界が極めて狭いと、心の想像力が貧困になる。
自分の世界はまだまだ狭いと実感しているのは広い視野を持とうと努力している証拠だが、自分は世界的であると感じている人ほど心が狭く想像力が乏しいことが多い。
そういう人たちはやることがせこいし、話をしていても『価値観のキャッチボール』が上手くできない。
そうならないように、私は色んな業界の人たちと話をする。
世界は広い。
自分の業界だけしか知らず、自分の業界を『皆さんご存知の』と言わんばかりに話したりするような、徹底的に世界観が狭い人間にならないように、技術だけでなくヒューマンスキルを向上させるように、日々私は心を磨く。
あ、もちろん身体も忘れず磨く。