先日、アメトークの「絵心ない芸人」を観た
絵心のない芸人の描いた絵を元に、氷で立体的に作品を再現するというもの
氷で再現した作品は、その時だけの刹那的な儚い作品
我々が創りあげるスタイルも、時の流れとともにその変容を変えていくものである
生きとし生けるものの被毛や体型は変わっていくものだから
今は、愛玩動物の人権(?)を大切にすることこそ正しいとされる日本国内の流れがあるが、美容を「喜ぶ」まではいかずとも「嫌がらず協力してくれる」存在がいることも確かなのである
その場合、人間世界で言うところの「モデル」が存在するのも事実で、私たちは彼らと精神的かつ物理的なコミュニケーションを取りながらお互いを理解し、彼らの協力を得て、彼らの提供してくれるキャンバスで彼らの良さを最大限に生かした刹那的な芸術を創り出すことができるのだ
「動物は全て美容を嫌がる」という前提で物事を全て考えるのはナンセンスである
美容を嫌がる子達には、それ相当の対応があろう
そこはその分野で考えればよろしい
しかし、きちんと互いのコミュニケーションが取り合える関係性においての「芸術的思想」およびその芸術行使を批判するのは、人間以外の生き物と対峙したことのない、もしくは人間以外の生き物との対峙が希薄な人間の考える「勝手で過剰」な見解だと私は思うのだ